税理士を志した経緯

解決.jpg私の最初の就職先は金融会社」。商品先物取引会社でした。商品先物というと皆さん「こわい」とか「あぶない」とか?そのようにイメージされている方が多いと思います。

 
        (実際そうだったんですが)

 

ただ、私の大学当時、その業界が今後成長する三大業種の中の一つに挙げられていたのです。

  

当時(1997年)は株式市況低迷、不動産市況低迷、超低金利…

今と比べれば、レベルが違いますが、ちょうど就職  氷河期という言葉が初めて使われ出した時期でもあります。

 

そんな中、私は「日本の余剰資金は投資する場所を求めて先物相場(ファンド)へ流れる!」と読んだのです。実際、当時金融最先端であったアメリカでは、株式、不動産よりも先物相場の方が規模が数段大きかったのです。

 

その読みは短期的には当たっていました。ドン冷えの日本経済の中、各先物会社の売上げは軒並み増加。そんな中、私は新人営業マンとして新規開拓に励みます。

 

私は他の新人営業マンと比べて歳がちょっと上(大学卒業が25歳)であったため、「他のヤツには負けたくない」との一心から、休みの時間も削って仕事に奔走しました。その甲斐あって、入社一年目からベテラン社員を上回る輝かしい営業実績を獲得したのです。

 

しかし、そのツケ?が入社3年目に回ってきました。「私のお客様何人かが大損をするという事実。」

 

当時の業界は、「食いつぶし営業」。お客様をもうけさせるのではなく、獲得したお客様の資金をどうやって自社の手数料に変えるかに全力が注がれていました。

 

私自身、入社して一年目からうすうす気づいてはいたのですが、私は新規とり、その後の運用は会社幹部が担当。私は口を出せる立場ではありません。

 

新聞雑誌等で聞かれたことありませんか?「先物で破産」。

 

めったにそこまでは行かないにしろ、当時の業界はそれに近いものがありました。 一生懸命やっていただけに、私のショックも大きいもので体重が急激に20キロ増加。「自分の人生をかける仕事が…こんな詐欺まがいとは!」

 

私の人生の転機となりました

その時、強く思ったんです。

 どうせ一生やるなら人の味方になれる仕事

 人にうらまれることはやりたくない

 新規とりだけでなく、その後も長く付き合いたい

 

そんな思いの中で、私のできそうなことは何か?部屋の本棚をあさっていた時、出てきたのが大学時代に勉強した簿記の教科書でした。

 

この簿記の先に、私の思いを満たすもの!私は税理士の勉強にのめりこみ、税理士事務所へ転職したのです。 

しかし、税理士というと国家資格。簡単にとれるものではありません。仕事をしながら帰宅後の勉強。眠い目をこすりながら…上記の思いを抱きながら税理士資格取得までに9年かかりました。 

 

                                     お客様への思い